映画『ヲタクに恋は難しい』

ここ数日落ち込む気分になってきてるのかな?って思ってたら、なぜか落ち込んできた気がする。
特になにかあったわけじゃないのに。気のせいって面白い。

ま、そんなこんなで、スガラの入稿が終わり、久々に映画『ヲタクに恋は難しい』を観てきた。
考えたら、2週間近く映画館に行けてなかった…。

山崎賢人演じる二藤 宏嵩がゲームオタクで、高畑充希演じる桃瀬 成海がアニメオタク。そして幼なじみで、気心知れた二人。
そんな二人がひょんなことから付き合うことになる、っていうラブコメミュージカル。
宏嵩が、ほぼ一方的に恋をしてて、頑張りすぎて空回りしてしまう。
成海は、今までの関係の延長線を望んでいたけど、恋人としての関係性をステップアップさせたい宏嵩に、ちょっと引いてしまう。
この二人の関係性を、こちらもドギマギしながら楽しむ映画だった。

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ブコメ映画はよく観るんだけど、なるべく遠い世界の、ありえない物語のほうが性にあってる気がした。
例えば、リチャード・カーティスが監督や脚本に関わってる映画群は、素っ頓狂なSF要素が含まれていることが多い。
自分の都合でタイムリープできちゃう男の子だったり、ビートルズの存在しない世界に飛んでっちゃったり、ミミズがいっぱい出てくる一軒家だったり。

近場すぎるラブコメだと、感情移入がしにくい。
できたとしても、ちょっと同族嫌悪感が生まれてしまう。

宏嵩の空回りしちゃうくだりは、愛らしくもキモくて、そりゃ成海は引くわ!って感じ。
ミュージカルを全面に押し出してて、話という話がほぼない。
コメディ要素は、主に変顔と二郎・ツヨシのみで、クスリともできなかった。

つーか、監督が英勉だと思ったら福田雄一だった。
そりゃ合わねぇわ。