映画『355』『無聲 The Silent Forest』『無聲 The Silent Forest』

今年の目標は映画をたくさん観る…なので江別に限らず映画館には行っている。
しかし、雪の影響でこの時期は仕事帰りにユナイテッドシネマ行くのは面倒くさいので、札幌市内の映画館は土日に行くことが多い。


映画『355』

女性のアクション映画だと聞いてたので、ちょっと楽しみにしていた。
ユナイテッドシネマ札幌で公開初週だというのに一日一回のみの上映(サツゲキでは四回くらいやってるけど)だからなのか、めちゃくちゃお客さんが多かった。呪術廻戦を観れなかった人が流れてるのか?(違う)
アクション映画は結構好き。なぜアクション映画を観るのかと考えるとビックリするような"新しい何か"が見たくて観ているんだと思う。
そういう意味では、"新しい何か"は何もない映画だった。今作は敵味方が入り乱れるグループ構成だったんだけど、最初敵対してたワリには凸凹っぷりが少なく、結構すんなりいってて勿体なかった。お話自体は、よくある展開で観てるウチに読めてしまった。
ガールズアクション映画でいえば、数年前に坂本浩一監督の映画『赤×ピンク』というのがあって、それにドハマリした。それは女性同士の友情がメインに描かれていて、そこにグッときてたなぁ。


映画『無聲 The Silent Forest』

特に用事ないのにサツゲキうろうろしてたら、ちょうどよく観れる時間帯だったので、観てみた。映画『コーダ』といい、ろう者についての映画が続く。今作は『コーダ』と異なり、聴覚障害者施設で発生した性的虐待事件についての台湾映画。ろう者に限らず、障害者施設での虐待事件はよく耳にするが、日本映画でそんな作られてない気がする。韓国映画で『トガニ 幼き瞳の告発』ってのあったっけ。こういう社会問題を描く映画が公開されているのは良いことだと思う。
被害を訴えるも聞き入れてもらえないくだりは障害者施設に限った話ではないな…とも思った。声が出ない方が、声を上げるも聞き入れられない。なかったことにされる。忘却される。
そう考えると台湾という国も同じようなものだよな、と思ってしまった。恥ずかしい話、オレは中国と台湾と香港の違いもよくわからない。学ぼう。気にかける、かけないが大事な違いになるのだと思う。
あと今作はヒロインのベイベイ演じるチェン・イェンフェイがとても可愛かった。他にも若手俳優陣が熱演を見せてて、台湾映画は今後明るいなと感じた。西野七瀬や森七菜みたいなキュートな可愛いらしい女の子。今後も注目したい。


映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
ウェス・アンダーソン監督作品は、同じ誕生日なので、なんか複雑な気持ちだ。監督作は映画『グランド・ブダペスト・ホテル』以来、毎回公開時に観るようにしてる。しかし、好き嫌いがはっきりと分かれる。どちらかというと嫌いな方の監督だ。
映画『グランド・ブダペスト・ホテル』は嫌い。映画『犬ヶ島』は好き。映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は嫌いだった。
ここは強調したいのだが、オシャレだから嫌いなのではなくて、手段が目的化しているので嫌いなのだ。