新型コロナウイルスが流行ってる今こそ観たい映画『シリアル・ママ』

仕事場と家の往復が主な日常。
自家用車だからバスや地下鉄乗らないし、新型コロナもあんま気にしてない。
唯一やってるとしたら手洗いを入念にしてるくらい。
そんな意識の低いオレを、ラム肉で撲殺してくれそうなシリアル・ママ

ジョン・ウォーターズ監督は『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』が生涯ベスト級に好きな映画。
しかし、悪名高い『ピンク・フラミンゴ』のうわさだけ耳に入ってて、監督作をあんま観てない。
シリアル・ママ』はまだ観やすいほうだよ、って誰かがどっかで言ってたのか書いてたのかつぶやいてたのか知らんが、なんかスッキリしたくて観てみた。
やっぱ、チョーおもしろかった。

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ママがシリアルキラー(連続殺人者)だったって話なんだけど、人を殺す理由が「駐車場に無理やり入ってきた」とか「ゴミを分別しない」とか「レンタルビデオを巻き戻さないで返す」とか「ホラー映画が大好きな息子の趣味を悪く言う」とか「娘をたぶらかした」とか「日曜なのに夫を無理やり働かせた」とか、めちゃくちゃ些細なことばかり。
そして殺し方も、最初は車で轢き殺したり、槍で突き殺したり、火だるまにして殺したり、ラム肉の足で撲殺したり、バラエティに富んでて最高。

観てて、ジョン・ウォーターズ監督のコメディセンスに感嘆してしまった。
実際に、こういう口うるさいやつっているよね。
特に今はコロナで、あーだこーだ騒いでる人がたくさんいる。
今人混みの中で、マスクせずにクシャミしたら、びっくりするくらい顰蹙かうんだろうな。
それこそ、シリアル・ママなら即殺しちゃうんだろうな。

そんなムカつく人をネタにして、笑いの対象にしちゃうなんて、さすが。
オレはグチグチこういやってブログとかスガラに書いてるだけだもんな。

映画の最後に「これは実話を基にしていてまだ、裁判中です」って出るテロップも最高。
もちろん監督の冗談で、全て作り話なんだけどね。笑