映画『パラサイト 半地下の家族』

一週間くらい鬱々とした日々を過ごしてたんだけど、近くの運動センターに行って汗流してきたらスッキリした。やっぱ運動は大事。


ポン・ジュノ監督作品だと、ハリウッド進出作の映画『スノーピアサー』が一番好き。
この映画は、列車の最後尾にいるチンピラが、上級階級のいる先頭車両に向かって反乱を仕掛けるっていう話なんだけど、超楽しいエンタメ映画。
いちいち小ネタが効いてて、最下層の人が食べさせられる謎のプロテインバーとか、アリソン・ピルの狂った先生っぷりとかマジ最高だった。

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でも、この作品は階層社会を皮肉った設定が散りばめられてる。小学校とかモロ洗脳教育だよ。笑

まあ、今の日本も同じようなもんだとおもうけど。
https://twitter.com/marihtid/status/1218324224130945024


映画『パラサイト 半地下の家族』を観て、「やっぱポン・ジュノ監督は面白い。」それを再確認した。
「よくわかんねぇ人が他人の家庭に侵入してったら面白いなって思ったんだよね」つってたポン・ジュノ監督。そのワンアイデア喝采を送りたい。だって超面白そうじゃんwww
『パラサイト 半地下の家族』はとにかく面白いんだ。

基本は半地下に住んでる貧乏家族の物語。
最初に息子のキム・ギウが家庭教師として紛れ込むんだけど、そこまでの道のりも最高。
妹のキム・ギジョンがタバコ吸いながら、ネカフェのパソコンで偽造文書作るくだりとか、スゲェイケてるしカッコいい。
桃アレルギーのオバサンに嫌がらせするくだりもバカバカしくて笑える。
劇場の観客もめちゃくちゃ笑ってて、ポン・ジュノ監督の凄さを実感した。

オレは、頭使って(頭をガンガン打ち付けるという意味)「リスペックッ!!!」と叫ぶモノマネを練習し始めてる。
あのキレのよさが大事なんよね。

超面白いんだけど、半地下というキーワードが徐々に効いてきて、最終的にはカオスな展開になる。
ネタバレになるから書かないけど。


前々から、真面目なツラして、真面目なこと語るヤツは、信用ならねぇなと思ってる。
どうせならフランクで、ちょいちょい笑えて、でもちょっと真面目に考えれるようなことも吐けるようなヤツでいたい。

映画も同じで、真面目なツラした真面目な映画は苦手だ。
どうせなら終始笑えて、観終わったあとに少し考えさせられるような映画が好き。
映画『パラサイト 半地下の家族』はそんな映画だった。