映画『九月の恋と出会うまで』

これもJK恋愛映画だろ…と思って鑑賞。空振り。
今年は当たりが少ない。なんだかんだまだ観れてない。だが、今月末には大ヒットシリーズ・LDKの新作『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』が公開されるのでチョー楽しみ。前作のLDKはどこをとっても最高のベスト・オブ・剛力ムービー。最高すぎるのでちょくちょくアマゾンプライムで観てた。それに加え『4月の君、スピカ。』も来月公開。JK恋愛映画の席巻で春の到来を感じる時期だ。
今作は初週でズッコケ。トップ10に入らず大爆死って言われてるが、興行と内容は比例しない現実ってのはよくあるパターン。観てみないで駄作とか決めつけるな。結構よかったぞ。

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好きなところ
バーニング劇場版にも通じる「表現できない者」の葛藤が描かれている。単に恋愛を描くだけじゃなく、主人公の人生・葛藤が交差して、その結果が恋愛話に昇華する。ちゃんと考えられている。面白い・面白くないは別だけど。
最近思うけど「表現」が手軽になりすぎた結果、「表現する」ことについてハードルが下がりすぎて、逆に上がってる気がする。日常的に中途半端に表現してるから、そこで満たされちゃってて、自信持って作り上げて「これがオレが表現したものだ」って堂々と言えてないっていうか。なんつーか。うまくまとまらないけど。
嫌いなところ
高橋一生の胡散臭さ。それが原因で大爆死だ。ここ数年、こすられすぎてて、みんな飽きてんじゃん。コイツ。
今作はよくよく演じてそうなオクテなひ弱キャラ。よくみる人が、よくみるキャラ演じても、よくみる映画だとしか思わないから、目新しさなくて人がはいらない。
だけど、ここまでくると逆に面白くて注目しちゃう。高橋一生の胡散臭さはディーン・フジオカに通じる気がする。高橋一生 VS ディーン・フジオカで特集組みたいな…。